学生や先輩に聞く
少人数制だからこそ、学生一人ひとりに丁寧に向き合ってくれる
実習について教えてください。
2年生は、2週間の生活過程援助実習があり、1人の患者さんを受け持たせていただきます。
患者さんから聞いた話や電子カルテ等から情報を収集し、その患者さんに必要なケアを考え、日々の看護計画を立てます。その看護計画を看護師や先生に調整・修正をしてもらい、ケアを実践していきます。私はバイタルサイン測定や寝衣交換、清拭や手浴・足浴などたくさんのケアを行いました。初めは患者さんの求めるケアが出来ず、落ち込むことがありましたが、看護師や先生のアドバイスを元に患者さんの主訴やADL(日常生活動作)、その時々の体調の変化や反応等を踏まえて、ケアを実施していった結果、表情や反応が良くなり、患者さんが求めるケアが出来るようになりました。実習最終日には「担当の学生さんがあなたで本当によかった。ありがとう。」と患者さんが涙ぐみながら言ってくださったことを今でも鮮明に覚えています。私はその言葉を胸に、患者さんの求めるケアが出来る看護師になれるよう、日々学修に励んでいます。
大学生活のおススメを教えて下さい。
大学は、中学や高校のように決められた時間割がなく、受講する講義を自分で決められることが特徴です。
そのため、自分の興味がある分野を深く学ぶことができます。看護大学は必修科目が多く、選択できる科目が少ない傾向にはありますが、同じ科目を受講している仲間が多くいるからこそ、課題に一緒に取り組んだり、テスト期間に一緒に勉強したりなど、メリットも多くあります。講義がない空きコマや放課後、土日は時間が取れるため、学修に励んだり、バイトや部活に打ち込んだり、友人と遊んだり、趣味に没頭したりなど、自分の時間をどのように使うのか、自分の裁量で決めることが出来るのは、大学生活の魅力です。
慈恵のここが好き!
慈恵は少人数制だからこそ、先生方が学生一人ひとりに対して丁寧に向き合ってくださいます。
1・2年生の時はCOVID-19の影響で対面授業が難しく、先生方と直接顔を合わせる機会が少なかったのですが、そんな中でも、些細な心配事や悩み事、授業の質問、相談に対して丁寧に対応してくださいました。2年生の実習では、患者さんを受け持つ実習が初めてで、不安もありましたが、困っている時にアドバイスをしてくださり、精神的に辛くて落ち込んでいた時には、私の傍で励ましてくださいました。各授業の振り返りシートやレポート課題に対しても、コメントを付けて返却してくださるので、自分自身の取り組みを振り返ることができ、次の授業や演習につなげることができます。常に自分自身を高めることができる環境に身を置くことができるので、私は慈恵を選んでよかったなと思っています。