学生や先輩に聞く

将来は医療的ケア児とその家族に携わりたい
毎日の勉強は大変ですか?高校の授業との違いは?
看護の専門的な授業が増えるため課題や勉強は大変ですが、教員の丁寧な指導を受けることができ、また友人と協力しながら楽しんで学んでいます。
学年を重ねるにつれ、看護や医療に関する専門的な分野を学ぶ授業が多くなります。その分、高校の授業よりも毎日の勉強は大変ですが、新たな知識・技術を身に着けられる楽しさも感じています。また、看護や医療に関する分野の理解が必要であるため、1年生の頃は、課題への取り組み方が難しく感じました。しかし、わからない部分を教員に聞いたり、友人と一緒に課題に取り組んだりして、現在は周囲の力を得ながら乗り越えることができています。さらに、演習において実技も十分に習得でき、放課後も友人同士で練習しています。アルバイトや部活と学業の両立に勤しみ、互いに刺激を与え合いながら学んでいます。

授業を1つ紹介してください

1年次から4年次まである看護総合演習では、看護の技術や患者さんとの関わり方について学ぶだけでなく、自己の看護観や課題も深く考えます。また、ロールプレイングを通して看護技術や知識を磨き、グループワークを通してメンバーシップやリーダーシップも身につけます。
1年生では「自分をみる、他者をみる」をテーマに、グループワークを通じて自己と他者を理解し、多角的な視点を獲得しました。また、自己の課題を発見し、ビジョンとゴールを設定します。また、2年生では「看護の対象をみる」能力を深めるため、看護の対象を理解するためのコミュニケーション・共感・倫理的態度・パートナーシップという主要概念について事例を通して学びます。さらに、3年生では1・2年生で獲得した力を“看護の技をみる”をテーマに深く考え、臨地実習前にどのように主体的な学修を進めていくか明らかにしていきます。実際に学習したことやロールプレイで身に着けた技を、実習に生かすことができました。
将来の夢を教えてください
将来は、医療的ケア児が安心して生活できる環境を整え、彼らの成長をサポートする看護師として貢献したいです。
私の将来の夢は、小児看護領域のなかでも医療的ケア児とその家族に携わることです。小児の看護過程や方法論、実習を通じて、疾患を抱えながらも成長・発達する子どもたちを支えたいという思いが強くなりました。看護師としてのキャリアをスタートさせた後は、専門的な技術や知識を習得しつつ、基礎的な看護技術もしっかりと身につけていきたいと考えています。また、専門/認定看護師の資格を取得し、子ども一人ひとりに最適な医療・看護を提供することも視野に入れています。そのため、今は解剖生理の復習に加え、小児だけでなく成人の身体や看護についても幅広く学んでいます。より多角的な視点から子どもたちの健康を支え、家族に寄り添った看護を実践できるようになりたいと考えています。
