学生や先輩に聞く

自らの知識や経験で、多くの人の人生を支える看護師に
看護の勉強を志したきっかけは何ですか?
小さい頃から、様々な人と出会い、その人の人生に関わる職業に興味がありました。
看護師になりたいと明確に思ったのは、ある訪問看護師の方のお話がきっかけです。
その看護師さんは、著書の中で看護師とは、死を身近に感じる仕事で、辛くて逃げ出したくなることもあるが、患者さんやご家族との出会いから、毎回新しい本の一頁がはじまると書いていました。
そして、その物語の主人公を引き立てられる名脇役でいたいとも書いていました。
決して容易な仕事ではないけれど、自らの知識や経験で、多くの人の人生を支えることができる看護師に憧れを抱き、志しました。

授業を一つ紹介して下さい。高校の授業との違いは?

印象に残っているのは、1年前期に受講した、ボランティア論です。
この授業では、先生の講義に加え、地域でボランティアをされている方の経験や考えをお聞きし、その後、実際にボランティアに参加することで、ボランティア活動の基本、主体的に参加する方法を学修し、将来、創造的に社会貢献を果たして行く基礎的能力の修得に努めました。
高校の授業との違いは、ものごとを主体的に考え、行動することに重点がおかれていることだと感じています。
たとえばボランティア論では、教科書通りの定義や方法だけではなく、考え方や意義を知り、自ら体験した上で考察するため、学生同士が話し合った際に、ボランティアの定義である“無給性”について学生の中で意見が分かれることもありました。
慈恵のここが好き!
先生と学生の距離が近いところです。
一学年が60人ほどと少人数で、グループワークやペアワークが授業に多く取り入れられています。
少人数のグループに一人の先生がついてくださることが多いので、オンライン授業でも先生に質問しやすい環境が整っています。
学生生活アドバイザー制度では、年に数回、先生との面談が設けられています。
面談は、学校生活を振り返り、定期試験や実習に向け、身を引き締める機会にもなりました。
さらに、アドバイザーの先生が興味のある分野の先生を紹介してくださるなど、学修を深めるサポートもしてくださいます。
こうした少人数制だからこそ実現できる先生との距離感や繋がりの強さは、自分を高める上でとても大切だと感じています。
