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助産師として、出産前後の女性の心身を支えたい

毎日の勉強はたいへんですか?高校の授業との違いは?

学年が上がるにつれて看護の専門的な授業が増え、日々たくさんのことを学んでいると実感しています。

多くの授業に課題があり、また高校の時とは違い、知識を学ぶことに加え、知識を用いて事例における必要な看護支援について考えるといった“考える過程”を大切にする授業も多いため、勉強に行き詰まることもあります。しかし、友人同士で課題について相談し合ったり、授業や課題などで分からない部分は先生方に質問すると丁寧に答えて下さったりするので、勉強についていけなくなるということはないです。コロナ禍により対面授業や遠隔授業などが混在し、スケジュール管理も求められていますが、多くの学生がアルバイトなどと両立しながら勉強しています。


授業を一つ紹介して下さい。

1年の後期に行われる「フィジカルアセスメント」という授業では、血圧や体温、脈拍といったバイタルサインの測定、呼吸音の聴診など、患者さんの体の状態について知るための基本的な知識・技術を学びます。

そして、学生自らが看護師役、患者役となって、アセスメントの演習を行います。演習では、先生方が学生一人一人に対して丁寧にアドバイスしてくださいます。授業のなかで、実際に患者役となることや、学生同士で意見を交わすことは、アセスメント中に患者さんが抱く感情などについての理解を深めることに大いに役立ちました。授業を通して、よりよいアセスメントについてよく考えることができたと思います。


将来の夢を教えてください。

もともと私が看護学科に進学したのは、メディアを通して産後うつについて知り、助産師として出産前後の女性の心身を支えたいと思ったためです。

大学進学後は看護の様々な専門領域について学習し、看護職としての多様な働き方を知りました。しかし、母性看護学に関連する授業や、“ホームカミングデー”に参加し、助産師として働かれるもしくは助産師を目指して大学院などに通われる卒業生から助産師として働く難しさややりがいについてお話を聞いたりするなかで、女性に寄り添い支える助産師にさらなる魅力を感じています。将来的には助産師として、看護学科へ進学したきっかけである産後うつなどの出産前後の女性の精神的な問題の予防に取り組みたいと考えています。


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